「日本人の歯が痛い時に歯医者さんに行く」というのはヘン???
タイトルを見て「えっ!?何を言ってるの???」と思われる方が多いのではないでしょうか。
日本と外国では、歯医者に対しての意識にかなりの違いがあります。
「歯が痛くなった時に歯医者さんに行く」日本人からすると当然すぎる話です。
しかし、世界ではこの考え方は間違えたものとしてされています。
世界ではどうなのかというと
歯が痛くなった時に行くのでなく、「歯が痛くならないために行く」と認識されており
つまり
「歯医者さんには、定期的にケアを行う場所」と考えられているようです。
以前、アメリカの知人から
「日本の総理大臣はなんであんなに歯が汚いんだ!
日本人は、歯のケアをしないのか?」
と言われてしまったことがあります。
どの総理大臣かは伏せておきますw
この言葉からも、「日頃から歯医者さんに通う」という文化がない日本は非常に珍しいといことが伺えます。
アメリカは、日本と保険制度が異なり
国民医療保険がなく、歯科治療はかなり高額になってしまうので
余計に歯にたいしての意識が強いという背景もあるでしょう。
ただ
歯周病で取り上げみると
歯周病というのは、ゆっくり静かに歯の周りの骨がなくなっていく病気です。
本当にゆっくりなので、体が異変に気付かず、「痛い」という症状で警告を出せません。
「歯ぐきが痛くて腫れました」と来院されてレントゲン撮影を行ってみると
骨がザックリなくなっていて、抜歯しかないということが、本当によくあります。
これは無くなってしまった骨は、残念ながら元通りに戻すことはできないからです。
このようなことからも、やはり日頃の口腔ケアが必要で、痛くなってからでは遅いのです。
いかがでしょう?
なんでもないときは、なんとなくめんどくさかったり、大丈夫でしょ。。。と思ってしまうところもあるでしょうが
そこをちょっとがんばってみると
自分の歯でずっとご飯を食べて、健康で楽しい人生を過ごすことができますよ!
歯医者に行く概念を
「歯が痛くなった時に行く」から「歯が痛くならないために行く」ところへと変えてみてはいかがでしょうか?