年をとるごとに歯がなくなるのはヘン???
歯は何本残っている?20本?18本?
欧米と日本の歯の残存数の比較です。
(黄色が日本、緑が欧米)
欧米諸国は、このように80代になっても歯が残っているのです!
その差は欧米人20本に対して、日本人7本。
残存数が約3倍も違うのです!!
この差はなぜなのでしょうか???
日本人の歯が弱いのでしょうか???
その差とは、ずばり「予防の習慣」です。
欧米の方々は、そもそも歯が再生しないということを理解していて、
歯のダメージが出る前に、予防治療のために歯科医院に通院しているのですよね。
歯科治療を行っても、残念ながら虫歯で失われた歯の組織は再生はしてくれませんないのです。。。
さらに、欧米諸国では歯科医院でメンテナンスと一緒に、口腔ケアの仕方もしっかりレクチャーを受け、日頃からセルフ口腔ケアもおこたらないようです。
先の記事でも書いたように、健康的なお口を保つために、「虫歯や歯周病になってから」の治療ではなく、「ならないようにする」ための予防治療をこころがけているようです。。
歯を残念ながら失われた方が
「歯があるうちにしっかり手入れしておけばよかった。」
と必ずおっしゃります。
歯を失ってから後悔しないように、自分の歯があるうちに予防のために口腔ケアを心がけましょう
予防という概念をしっかりと認識して、定期的に歯科医院に訪れてメンテナンスを受けることと、日頃からよくセルフ口腔ケアを行うことが大事です。
セルフ口腔ケアにつきましては、当院にご相談ください。
あなたのお口の状態に合ったセルフ口腔ケアの方法を、しっかりと口腔衛生指導を行わせていただきます。
廣瀬歯科医院では、予防歯科の概念に基づき、歯科治療に携わらせていただいております。
歯がある人、そして歯がない人にはどんな違いがあるのでしょうか。そして、なぜ私達日本人の歯はなくなるのでしょうか。
日本人の歯に決定的に欠けているもの、それは・・・
その答えは実はとても簡単なのです。せず、治療に次ぐ治療を行っているからなのです。私たちにとって当たり前の治療のサイクルが実は歯がない日本人を生み出していた。私達が行ってきた治療サイクルでは50歳で歯の寿命がなくなる。アナタもこうした治療を行っています。
現代の日本の歯科が行っている歯の治療サイクルが歯の無い日本人を生み出していたのです。
むし歯が大量に発生していた高度経済成長期の日本では歯科医院に行列ができ、歯医者は一日中むし歯の治療をしていました。次から次へのむし歯を削ることが善しとされていた時代でした。
まだ歯科医が多くなかった昭和36年の様子
橋本歯科医院
この写真から56年が経過した現代(2017年)当時の方々が高齢になり、歯の無い日本人になってしまっているのです。
奇跡のリンゴで有名なリンゴ農家の木村さんも歯がない・・・。歯がある人が持っている習慣。それは・・・
歯がある人、ない人がこの世にはいます。日本人80代の残存歯数が7本程度ということをお話しましたが、中には総入れ歯の方もかなりいるのです。これはあくまで平均値なので、0本しか残っていない人もいます。
そして、逆に80代になっても全ての歯が残っているという人もいるのです。この両者の差は、実は1つの習慣の差なのです。歯が悪くなる前に事前に防ぐ習慣が、歯がなくならない人に共通することなのです。
この予防歯科について、さらに探っていきましょう。そもそも予防歯科とは
ほとんどの人にとって歯医者は痛くなったり、何か不具合が起きてから行くところという認識ではないでしょうか?「歯医者に行く」と言うと、「どこか悪いところがあるのかな?」「大変だね・・」などネガティブなイメージを持たれがちです。
確かに歯医者は歯やお口のトラブルを治す大事や役目を果たすところです。しかし、虫歯でダメになって削った部分や歯周病で失われた骨を元のように「治す」ことはできないのです。予防歯科は本当の意味で健康的なお口を保つために、虫歯や歯周病に「なってから」の治療ではなく、「ならないようにする」ための治療のことをいいます。