仕上げ磨きのポイントについて
3回目の今回は仕上げ磨きのポイントについて歯科衛生士の小栗がみなさんにお話したいと思います。
前回の歯磨きの習慣付けでもお話があったように、仕上げ磨きはお子様が歯磨き嫌いにならないよう短時間で確実にみがくことが大切です。
そのためにいくつかのポイントを抑えて効率良く磨きましょう。
まず短時間で磨くためにはいくつかの工夫が必要です。
その工夫とは、、
1、姿勢
お子様のお口の中が1番見やすいのは仰向けに寝かせた姿勢です。正座した膝の上にお子様の頭をのせる、もしくは両足を伸ばし、股の間にお子様の頭を挟み込むようにして安定させましょう
2、磨く順番
磨く順番を決めることで磨き忘れ防止になります。
3、持ち方
力が入りすぎてしまうことを、防ぐためにペングリップ(鉛筆持ち)で持ちましょう。またペングリップの方が細かい動きがしやすいという利点もあります。
さらにお口の中には汚れが残りやすい所があります。それぞれに合わせた磨き方を覚え、磨き残しのないように確実に磨いていきましょう。
★歯と歯茎の境目…歯ブラシを斜め45度に当てて横に揺らして磨きましょう
★奥歯の溝の中…歯ブラシを小刻みに動かしましょう
★歯と歯の間…歯と歯の間は歯ブラシでは十分に磨けないため、糸ようじを使いましょう
※糸ようじの使い方
1.歯と歯の間に糸ようじをゆっくりと横にスライドさせながら(ノコギリの動作)滑り込ませます
2.糸ようじを歯面に押し付けるようにして、上下左右に動かし反対側の歯面も同じように動かします
3.糸ようじを抜く時もゆっくりと横にスライドさせながら抜いていきましょう
ここまで、たくさんのポイントを聞いて大変そうに感じてしまうかもしれませんが、どれもお子様の歯を守るための大切なことなのです。
ぜひ実践してみて下さい!
次回はむし歯と食生活についてお話します。