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デジタル化された歯科診療???

寒いっすねぇ。。。

冬っすねぇ。。。

風邪などひかぬように気を付けてくださいねぇ。。。

 

先日、お休みをいただき恒例のSBICの年末講演に行ってまいりました。

今回の講師の先生は、スペインのDr Dideir Dalmasです。

 

テーマは「デジタルデンティストリー」なのですが、わかりやすく言うとデジタル化した歯科治療です(そのままですねw)。

Dr Dideir Dalmasは、ヨーロッパではかなり有名なデジタルデンティストだそうです。

今回は、デジタル化した歯科治療でも、インプラント治療においてのデジタル化についてお話しをいただきました。

デジタル化したインプラント治療???

いまいち想像がつかないですよね。。。

ロボットが治療するというわけではないですよ(w

あくまで人間である我々が治療を行います。

 

 

ここで大事なキーワードとして、「サージカルステント」というものがあります。

これはインプラントを埋める場所を印記してあるテンプレートで、術中はこれを歯にはめて処置を行います。

 

従来の方法は

お口の中の情報とCTからの顎の骨の情報から、我々が診査診断を行い、それを反映し「サージカルステント」をハンドメイドいたします。

 

デジタル化されると

お口の中の情報をスキャニングし、そしてCTの情報をPCに送り、PCが診査診断を行い、それを反映し3Dプリンターから出力されて「サージカルステント」が出来がります。

情報さえ入力してしまえば、すぐにその場でできるんですよ。

恐ろしい世の名です!!

 

これだけでも、かなりインプラント治療が簡便化されるのですが

Dr Dideir Dalmasが現在研究を行っているのは、「X-GUIDE」といって、情報をPCに入力するまでは同じなのですが、「サージカルステント」を使わず、PC画面上に骨を削る場所や方向などが示され、もし規定の位置からずれるとセンサーが感知し知らせてくれるそうです。

「X-GUIDE」は、もうサージカルステントすら使わないのです!!

サージカルステント自体がアナログなんです!

PCが、処置のガイドとナビゲーションをしてくれるシステムだそうです。

自動車のカーナビゲーションシステムのようなイメージだとおしゃっておりました。

実際にこちらのシステムで数例の処置を行われいるそうなのですが、その動画まるで未来SF映画のようでした。

 

歯科治療のデジタル化が進むメリットは、

現在のように術者のスキルや経験値の差が生じにくく、患者様に安定した処置を提供できるというところです。

 

Dr Dideir Dalmasが

「結局はすべてをコントロールするのは我々なのであるから、術者はしっかりとした知識とスキルをつけなければならない!」

最後におしゃっておりました。

どんな道具を使おうが、技術が進化しようが、最後は我々の力が必要なんですね。

これからも精進してまいりたいと、再認識させられました。

Dr Dideir Dalmas、素晴らしい講演ありがとうございました。

そして

主催の中澤先生、進行運営ご苦労様でした。

いつも素敵な機会を与えていただき感謝しております。

来年も楽しみにしております!

 

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