なぜ、抜歯をした日は、うがいしてはいけないのですか?
[2016年07月28日]
歯を抜いた後の注意事項をお話しているとき、『抜歯した本日中は、極力うがいは控えてください』
と、患者様に、しつこく注意をうながします
抜歯直後は
血がにじんでくるなどして
血の味がしたり
どうもうがいをしたくなりますよねぇ。。。
なぜ、「うがい」してはいけないのでしょうか?
それは
うがいをすればするほど、かさぶたに水を含んでしまい、血が固りにくくなり
逆に出血は止まらなくなってしまうからです。。。
抜歯後は
出血し、血がかたまって、かさぶたとなり、
そのかさぶたが、歯ぐきや骨となり、
抜歯後の歯ぐきが治っていくのです!
「かさぶた」がひじょうに大事なのです!!
抜歯後に、
うがいをしつこくしていると、
この歯ぐきの治癒に必要不可欠な、
この「かさぶた(血餅)」の形成を阻害してしまうことになってしまうのです。
(うがいし過ぎると、かさぶたがなくなり、中の骨がむき出しのドライソケットという状態になり、かなりの痛みがしばらく続くことになります。。。ひどいときは、再度麻酔をして、抜歯した穴の中をわざと出血をうながす場合もあります。。。)
そんなわけで
抜いた日だけのガマンです !
歯を抜いた日は、うがいをしないようにしましょう!!
歯ブラシしても、うがいの際は強くブクブクやらず
水を口に含んで、ベーっとゆすぐ程度にしておきましょうね。
抜歯だけではなく
歯肉を切るような外科処置をしたときも
当日はうがいを控えましょうね。