年をとるごとに歯がなくなるのはヘン???

[2017年04月20日]

年齢を重ねたらし、歯も年をとるわけだし・・・。しようがないよねぇ・・・。


とタイトルを見て思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。。。


このように思うのは日本人だけのようです!!



「8020運動」という言葉をご存じですか?


これは 、日本歯科医師会が進めているプロジェクトです


80歳で20本の歯を残そうというプロジェクトです。


えっ!?

20本の歯を残すってどういうこと?

むしろ、残らないの?

って思いませんでしたか?


加齢残存歯日本人


こちらは、日本人の年代別の歯の残存数を集計したグラフになります。


どうでしょう???

80歳で私達の歯は何本残っているの?
歯は何本残っている?20本?18本?


実は・・・

80代・・・

平均6.78本・・・


つまり、80代の私たちには上下3本ずつ程度しか歯が残っていないのが平均なのです・・・・。



それでは、こちらをご覧ください。


加齢残存指数日本人と欧米人比較



欧米と日本の歯の残存数の比較です。

(黄色が日本、緑が欧米)

欧米諸国は、このように80代になっても歯が残っているのです!

その差は欧米人20本に対して、日本人7本。

残存数が約3倍も違うのです!!


この差はなぜなのでしょうか???

日本人の歯が弱いのでしょうか???

 

その差とは、ずばり「予防の習慣」です。

 

欧米の方々は、そもそも歯が再生しないということを理解していて、

歯のダメージが出る前に、予防治療のために歯科医院に通院しているのですよね。

歯科治療を行っても、残念ながら虫歯で失われた歯の組織は再生はしてくれませんないのです。。。

さらに、欧米諸国では歯科医院でメンテナンスと一緒に、口腔ケアの仕方もしっかりレクチャーを受け、日頃からセルフ口腔ケアもおこたらないようです。

先の記事でも書いたように、健康的なお口を保つために、「虫歯や歯周病になってから」の治療ではなく、「ならないようにする」ための予防治療をこころがけているようです。。

 

 

歯を残念ながら失われた方が

「歯があるうちにしっかり手入れしておけばよかった。」

と必ずおっしゃります。

歯を失ってから後悔しないように、自分の歯があるうちに予防のために口腔ケアを心がけましょう

 

予防という概念をしっかりと認識して、定期的に歯科医院に訪れてメンテナンスを受けることと、日頃からよくセルフ口腔ケアを行うことが大事です。

 

セルフ口腔ケアにつきましては、当院にご相談ください。

あなたのお口の状態に合ったセルフ口腔ケアの方法を、しっかりと口腔衛生指導を行わせていただきます。

廣瀬歯科医院では、予防歯科の概念に基づき、歯科治療に携わらせていただいております。

 

 

板橋区 大山、大谷口、千川、小竹向原、小茂根の歯医者


廣瀬歯科医院


 

 

 

 

 

 


歯がある人、そして歯がない人にはどんな違いがあるのでしょうか。そして、なぜ私達日本人の歯はなくなるのでしょうか。

日本人の歯に決定的に欠けているもの、それは・・・


なぜ、日本人の歯は悪いのでしょうか?
その答えは実はとても簡単なのです。せず、治療に次ぐ治療を行っているからなのです。私たちにとって当たり前の治療のサイクルが実は歯がない日本人を生み出していた。私達が行ってきた治療サイクルでは50歳で歯の寿命がなくなる。アナタもこうした治療を行っています。

私達はむし歯を簡単に治療し、削り、詰めものをするという治療を行ってきていました。しかし、歯という組織はカラダの他の組織と違って、治療をすればするほど寿命が縮んでいく再生の効かない組織なのです。
現代の日本の歯科が行っている歯の治療サイクルが歯の無い日本人を生み出していたのです。
むし歯が大量に発生していた高度経済成長期の日本では歯科医院に行列ができ、歯医者は一日中むし歯の治療をしていました。次から次へのむし歯を削ることが善しとされていた時代でした。
まだ歯科医が多くなかった昭和36年の様子
橋本歯科医院
この写真から56年が経過した現代(2017年)当時の方々が高齢になり、歯の無い日本人になってしまっているのです。
奇跡のリンゴで有名なリンゴ農家の木村さんも歯がない・・・。歯がある人が持っている習慣。それは・・・
歯がある人、ない人がこの世にはいます。日本人80代の残存歯数が7本程度ということをお話しましたが、中には総入れ歯の方もかなりいるのです。これはあくまで平均値なので、0本しか残っていない人もいます。
そして、逆に80代になっても全ての歯が残っているという人もいるのです。この両者の差は、実は1つの習慣の差なのです。歯が悪くなる前に事前に防ぐ習慣が、歯がなくならない人に共通することなのです。
この予防歯科について、さらに探っていきましょう。そもそも予防歯科とは
ほとんどの人にとって歯医者は痛くなったり、何か不具合が起きてから行くところという認識ではないでしょうか?「歯医者に行く」と言うと、「どこか悪いところがあるのかな?」「大変だね・・」などネガティブなイメージを持たれがちです。
確かに歯医者は歯やお口のトラブルを治す大事や役目を果たすところです。しかし、虫歯でダメになって削った部分や歯周病で失われた骨を元のように「治す」ことはできないのです。予防歯科は本当の意味で健康的なお口を保つために、虫歯や歯周病に「なってから」の治療ではなく、「ならないようにする」ための治療のことをいいます。